智恵子のまち夢クラブ   

智恵子のまち夢くらぶ発会 10周年記念

高村光太郎留学の地 芸術の都パリ研修

   平成26年10月31日 パリ四日目は

印象派の開拓者クロード・モネの家があるジュベルニーへ。

私の妻が一番行って見たいといっていた場所である。

パリ随一の百貨店ギャラリーラッファエットの正面入口前からツアーバスに

乗り役1時間で到着。パリ郊外の田園風景を車窓に見ながら進む。

なだらかな丘陵が続きのどかな農村、畑の緑が美しい。

モネの家は、モネが家族と一緒に生活していた家が資料館と美術館と

なっている。キャンバスには画かれたモネの本物の絵が十数点、壁に

飾られている。机やソファー椅子も当時の位置に置かれていた。

台所は白と青のタイル造り、銅製の鍋が20個くらいぶらさがっていた。

食堂は全室レモンイエローで統一。色彩にはこだわりを持っていたことがわかる。

ちなみに外壁は白、窓と扉は緑。庭には四季折々に色とりどりの花が誇る。

又、廊下や各部屋に日本の浮世絵がたくさん展示されており

モネの芸術にも影響を与えたようだ。

近くの川から引き水をして作った池と庭がモネの庭と呼ばれ、フランスでは

ジャパンガーデンと言っていた。

有名なモネの睡蓮はこの場所で画かれた。

池に浮かぶ睡蓮や光り、風、柳、雲、水草などが渾然一体となり

表現されているモネの絵。庭の周囲には竹や楓など日本情緒を

感じさせる木や草花が植えられていた。

印象派は日本の美意識が相当影響していたのではないかと思った。

パリへ戻って、モネの連作「睡蓮」が展示してある

オランジューリー美術館を鑑賞。 連作「睡蓮は」75メートルの絵を

八つに分けて展示されてあり圧巻だった。ジュルベニーのあの庭の

ほとりに立っているような気がした。水面を風が通り過ぎる。

地下にはルノアールの絵10点。ピカソの絵8点ほか、

セザンヌ、マティス、モジリアーニなどの絵が展示されている。

小じんまりした美術館だが、内容は充実している。

オランジューリーとはオレンジの果樹を冬の間保護する温室として作られ、

その建物を後に美術館として整備された。

夜はムーランルージュでディナーショウを味わう。

一流のエンターテインメントは迫力があった。

各国のお客さんで一杯だった。冷たいシャンパンが美味でした。