智恵子の夢くらぶ
第21回 レモン忌
智恵子の里レモン会主催 参加レポート
27年10月4日(日) 21回目のレモン忌が行われました。
今回の講演は金田和枝(夢くらぶ会員)さんです。
これは聴かねばと思い参加しました。
司会は同会の菅野さんで定刻に開始しました。
三部に別れており一部より始まり、開会の言葉は副会長の根本さんが行いました。
次に同会の亡くなられた方に黙祷です。
続いて献花花束とレモン、会員の服部さんと渡辺さんです。
続いて献歌はモンデンモモさん、あどけない話と
レモン哀歌です。前日は鉄線屋の蔵で「智恵子抄を歌う」を午後3時と
夜6時半二回行いました。ギターは田嶌道生 鍵盤ハーモニカ 青柳みちよさんです。
曲は日本の歌と智恵子抄から、さらに与謝野晶子物語からと
ジャンルを増やされておりました。
続いて会長の渡辺さんの開会挨拶です。
智恵子は関東大震災の頃実家で療養していたが
帝都復活や事件などにアンケート求められ男性顔負けの意見を送っている
その一つに「暴力は臆病の変形」と言える現代に通じる事を書いている。
豊富な読書があったからだろうとの事でした。
続いて市長、市議会議長、油井小学校長の皆さんから挨拶ありました。
一同で記念写心撮り一部終了です。
二部は記念講演「すぎたま」
講師は金田和枝先生です。(日本児童文学者協会員)
前半はご自身の経歴で疎開で二本松に住むことになった事、やがて教職につき
通信教育で免許取ることになり日本女子大のスクーリングで児童文学への
研究会へ入ったこと、歴史新秋社からの依頼で智恵子抄物語書くことに
なった決意された敬意など話されました。
更に現在福祉施設の安達太良荘での生活の様子
認知症が多いけれど長年の苦労の結晶とも言える言葉をくり返し
述べる人もいるけれど病気と思わず、その人の性格と思って欲しい。
智恵子も光太郎に裏磐梯で「私もうじき駄目になる」と言ったそうですが
人間いつかは死ぬと思ったら自身の心も軽くなった。
最後に子ども達に病気は人の人生の一部と伝えたい
服部マツさんの事も伝えたいと講演終わられました。
この日は車椅子で娘さんが介添えされておりました。
三部は懇親会です。司会は副会長の根本さんで
主催者挨拶に続いて乾杯は
安達太良観光協会長、服部さんでした。
テルミン奏者の大西さんです
演奏聞きながら
会食で途中その体験やらモモさんとの合奏
も行われました。
花巻から参加の方からこんなおみやげ頂きました
スピーチされた連行基運営委員会代表の小山さんが
貴重な資料展示してくれました。
その雑誌に載っていた生家や渡し船昭和32年
の婦人倶楽部という雑誌の中からです。
代表も挨拶され智恵子講座など案内申し上げました。
飛び入りで詩吟の智恵子抄もあり、芸の輪が広がっておりました。
文責 安のり(野里 安雄)