智恵子の夢くらぶ
智恵子の里レモン会主催 参加レポート
今年のレモン忌は令和元年10月6日(日)に行われました。
場所はラポート安達です。
午前10開会式の始まりです。
開会の言葉に始まり
全員で「風に乗る智恵子」を
会員の渡辺寿容さんのリードで朗読しました
続いて二本松市長、二本松議会議長、県会議員の
遊佐久男氏より
来賓祝辞を頂きました。
そして智恵子の里レモン会の会長から挨拶いただきました。
その中で智恵子の里レモン会の30年の歩みが紹介され
中央真ん中の写真に
平成10年の第9号に北川太一氏と棚橋きよ子さんが
写っていると教えて貰いました。
北川太一さんは高村光太郎研究の第一人者で
棚橋さんは(智恵子の次妹せき長女)との事で生まれたのが沼津だったとか。
その時に少ない智恵子の描いた三枚の一枚「樟の樹」が
生まれた秘密がありそうです。
今年の智恵子のまち夢くらぶの研修はその樟の樹を訪ねる旅でした。
何処で描かれたのかを突き止めた坂本富江さんにその際
大変お世話になったそうです。
その後全員で記念写真撮り一部は終了です。
二部は記念講演です。
『もう一つの智恵子抄』 講師は大西よう子先生
紹介する渡辺会長
ギターは三谷さん テルミンは大西さんです
スライドを使い資料も多く解りやすい構成です。
お二方はこの日は紹介しませんでしたが「ぷらイム」のユニット名でも
活躍中です。
三谷さんはギター演奏に詩の朗読、歌を担当されます。
大西さんはお話とテルミンを演奏されます。
さっそく講演の開始です
智恵子抄の初版本の紹介は冒頭の『智恵子抄という詩集』の
演題、いろいろな『智恵子抄』の最初の項ででました。
配られた資料の目次ですが詩の発表年毎に掲載されていることが解ります。
智恵子抄で今までこういうような見方をしていなかったので
新鮮な驚きがありました。
光太郎の詩が良く発表された当時の明星と
光太郎の全部の詩にどれだけ智恵子が登場したかの
色づけされたグラフ初めてで大変面白く拝見しました。
光太郎は智恵子命の筈ですが意外とその数は少ない事がこれでよく解りました。
途中三谷さんの詩の朗読や
歌とテルミンの演奏が入ります。
ふつう講演では一気呵成の事が多いのですが
音楽は緊張がほぐれリラックスして新たなる光太郎&智恵子の世界に
ひたる事ができました。
右手アップの理由は骨折です。
三日前の事でしたがテルミンの演奏には問題無いようです。
場面は変わり
光太郎と智恵子の出会いへお話は進みます。
洋行から帰った頃の光太郎は荒れていました。
それをいやしてくれたのが智恵子、当時26歳の頃のよく知られた写真です。
持参の資料もあり珍しく拝見いたしました。
楽しいためになる講演も終わり
第三部の懇親会の開会乾杯です。
地元の長年の市議会議員齋藤弘二さんが智恵子生家誕生の
もしかしたら売られた秘話を紹介されました。
スピーチも始まり連翹忌運営委員会代表、小山さんからですが
手前に見えるのは大山画伯の
娘さんの大山采子と叔母様です。後ほど登壇します。
昨年講演の坂本富江さんです。
そのスピーチから紹介の書家の菊池雪渓氏
第38回日本教育書道芸術院同人書作展会長賞の書を披露
なんと「智恵子抄」6編を書にして言わば日本一になられた方です。
人に、だけでもバランスなど何回も練習されたとか。
勿論各所に筆使い、バランス、字の崩し方等々細かい配慮がなされ
詩を間違いなく表現したつもりとか。
これをみて私もあることに気付き随分と勇気を貰えました。
仙台から参加の以前大西さんと
コラボした事のある朗読で活躍されている荒井さん
二本松の観光大使も務める大山さん
今月13日から市民交流センターで行われる「五星山」展の宣伝です。
期間中解説を務めてくれるそうです。
大阪から「雨男」出版された西浦さん
等々楽しいスピーチが続きました。
皆さんのスピーチを楽しそうに!
資料の前で話題が弾みます。
最後にレモン会の方々が智恵子抄歌ってくださいました。
大山采子さんも坂本富江さんもそして参加の皆さんも
歌ってお開きとなりました。
文責 安のり(野里 安雄)