智恵子のまち夢クラブ   

高村智恵子生誕130年高村光太郎没後60年記念事業

第12回研修旅行

智恵子光太郎ゆかりの東京研修の旅

とき 平成28年6月19日(日) 晴 午前6時、智恵子生家駐車場出発 

この日の参加は全員で27名とのこと、定刻にバスは出発しました。

県内各地から市内から初めて参加の人、会員、会友集い

それぞれの乗り合わせ場所から乗り込み郡山から高速道に入りました。

車中の主催者挨拶、今日のスケジュール説明の後

参加者の自己紹介それぞれ行いました。

そのあとDVD鑑賞です。

一つは(NHK)歴史ヒストリアで光太郎智恵子取り上げた回と

(NHKEテレ)日曜美術館で智恵子取り上げた回を鑑賞しました。

途中のルート順調で定刻10時頃には染井霊園に到着しました

早速花を供え
線香を各自手向けお参りです

お向かいの墓地にはクチナシの花、前回の時も咲いてました

坂本富江(赤の着物)さんも取材で知り合った

光太郎卒業した荒川第一日暮里小の教員の方、図書館司書の方つれて駆け付けて

くれました。

こちら向きの手を組んでいられる方は二本松の家具やさん出身だそうです。

白い背の高い方が司書の方で現在は他の学校だそうです。


墓誌ですが左端4行目3行目が智恵子と光太郎でかすれております。

右端5行目に光雲の名前も見えます。

差し入れにさくらんぼ頂きました。

この後坂本さんはゼームス坂までご一緒に案内されて下さいました。

次の目的地は二人の住んでいた駒込林町25番地です。

現在は他人の家です。


ここから光雲の家も近いので寄ろうと思いましたが狭い路地は

通れませんでした。

次は上野精養軒です

上野寛永寺の時の鐘入口左手に見えます

朝夕6時と正午になるそうです。

私は気づきませんでしたが皆さんは聞かれたようです。

ここで昼食休憩ですが支配人からご挨拶ありました。

精養軒の名前の由来とか創業以来フランス料理の草分けとして

また二本松では大山画伯、橋本健太郎氏も利用されてた等

説明あり最後に支配人もいわきの出身と紹介あり大拍手でした。

さらに坂本さん訪ねる人があり紹介されましたが

山形出身の方で、はたまたお土産のさくらんぼを頂きました。

この日も店内は混んでおりましたが予約していたのでスムーズに席に着き

特製のランチ美味しく頂きました。

外に出るときもまだ椅子に座りお客様の長い列が出来ておりました。

この後は上野公園通り東京国立博物館見学です。

大きな建物で今回は本館だけですが、館内は広く多くのブースがあり

とても廻りきれません。

本の一部分ですが何方も知っている名刀備前長船

伊万里焼の大皿

これは広重だったかな?

庭園

着物ですが豪華絢爛

普通博物館は撮影禁止の事が多いけれど許されているのもありました。

この後皇居内の楠正茂像の見学ですが一周しても交通規制あり皇居に入れません

なので皆さんの脚もあるので諦めました

最後の見学地はゼームス坂病院跡地です。

ゼームズは英国人で坂本龍馬とも知り合い日本海軍創立に関わり

海軍省に雇われこの地に住み、住民にも慕われたそうで

私財を出して急な坂道をゆるい今のような坂道に作り替えたそうです。

この地にゼームス坂病院がありここで智恵子は紙絵を造り亡くなりました。


現在病院はありませんが地元の方々が「レモン哀歌」を刻んだ歌碑を

建てて今も奇麗に管理されております。

その前で一緒に記念写真に納まりました

 
一番左端が初代の会長で現在92才とか、二番目の方が現在の会長さんで


我々を歓迎してくださいました。


ここが南品川6-7-28で現在は別な私有の建物ですが

当時は洋風の三階建てで二回の15号室が智恵子の部屋で手前に少し見える

桜の花は当時からの物で、智恵子も三年間は満開の桜見たはずです。

ここからは一路帰路の道ですが次回のこともあり

皆様から感想を述べて貰いました。

ランダムにですが楠正茂像見られず残念、

見る機会はあったけれど光雲関わっていたこと知らなかった。

必ず見てみたいと言う方が2,3人ありました。

若い頃腹痛で九段坂病院に入院していたこと思い出した。

浴衣でニコライ堂から歩いたことある、文京区に住んでいた事有るが

二人のことは知らなかった等、東京住まいのこと思い出された方もおりました。

智恵子と光太郎の純愛に触れこれからは家族を大事にし

夫と一緒にゆかりの地を歩いて見たいと複数の方述べました。

他にも二人の足跡を初めて触れて大変勉強になった。

久しぶりの同級生と一緒になれて嬉しい、親戚のような方にも

あえて嬉しかった。また地元出身の方初め歓待されて大変有り難いなど

今回も研修の目的充分果たせたかと思いました。

お互いこうして継続して敬愛する事業の大切さもつくづく感じた研修でした。

2016.06.21

レポート 会員 野里