智恵子のまち夢クラブ   

第15回研修旅行

「高村智恵子油絵
「樟の樹」を訪ねる山梨静岡の旅」

今回の旅は坂本富江さん無くては実現しなかったかも知れない。

「『智恵子抄』の旅」の作者で 

智恵子と同じ太平洋画会の画家でもあります。

なんどか講演もして頂き、その本を紙芝居にもしています。

その中に数少ない智恵子の絵の事もかいてあり

「樟の樹」の絵が保存され、モデルとなった樹が残っていることも解りました。

それで今回の旅が実現しました。

スケジュールは6月16日17日の二日間

いつもの様に智恵子の生家駐車場へ朝5時集合出発。

参加者は14名でレモン会の会長から一般の人も交え

大村美術館をめざす。

大村美術館はノーベル医学・生理学賞を受賞した大村智氏の建てた

美術館です。ここに自身の

所蔵作品を平成20年に寄贈されました。

韮崎市にあり、ここに日本の女流画家の作品が展示されています。

更に二科会や一陽会などで活躍した鈴木信太郎の作品群

人間国宝の島岡達三、バーナードリーチ、濱田庄司らの民芸品などが

展示されています。

昼食は有名な
そば処上小路

休憩後は青春白樺美術館名前から推察の通り

白樺派の重鎮の名前が並ぶ。

印象派の
モネ、ルノワール、セザンヌ、ルオーなどの作品

岸田劉生、馬原龍三郎、高村光太郎の作品が展示されている。

ここに智恵子の「樟の樹」が展示されています。

実物は本などで見るより色彩豊かとか。

そこの見学おわり光太郎文学碑を訪ねる。

山梨県南巨摩群富士川町にあり高台にあります。

ここでも記念に1枚。

お泊まりは河口湖湖畔の富士吟景、その通り

富士山がバッチリ見えます。

屋上展望風呂からも絶景とのことでした。

翌17日は忍野八海です。

富士山からの湧水がコンコンと湧き出ています。

綺麗な透き通る水の透明度に驚きます。

いよいよ沼津第一小学校です。

沼津は大正二年大火事があったそうですが

この学校と道喜塚は無事だったそうです。

坂本さんの6回目の調査にて当時の樟の樹が残ったのが判明しました。

その樟の樹を見るのも今回の大きな目的でした。

まさか泉下の智恵子もふる里の人達が訪ねて来るとは思ってもいないことでしょう。

ゼームス坂の桜にも感動しましたが

会員一同大いに智恵子の肌に触れる思いではなかったでしょうか。

この後は魚河岸沼津港店にて昼食です。

新鮮な海鮮料理を楽しみ

小田原城へ向かいました。

大河ドラマなどにも歴史の要衝にある城です。

今回の旅では各所にガイド役がいて大いに

その意義を深めることが出来ました。

殊に坂本さんには、何度も光太郎&智恵子の足跡を追い

あちらこちら訪ねてます。その人が同道したのは

大きな力になりました。そしてふる里韮崎市はふる里とのことで

美術館などもご協力頂き案内して頂けたそうです。

誠に有り難いことで代表に代わりまして御礼申し上げます。

また美術館や各地で案内して下さいました皆様

誠に有り難う御座いました。

2019.06.20

 文責 野里