智恵子のまち夢クラブ    

第11回研修旅行

智恵子光太郎ゆかりの芸術にふれる

「箱根と熱海の旅」

とき  6月21(日)22(月) 午前6時半出発

集合地 智恵子の生家駐車場

定刻6時半予定された人員そろい出発

初参加を含め夫婦4組、女性4名、それに私と13名。

連日の梅雨空の中雨が降るのかどうか危惧しつつ高速道南下

首都高速入る前に羽生SC(サービスエリア、以後同じ)で休憩、混雑予想して

いたが意外と空いている。

首都高速は雨も無く順調でスカイツリーを遠く見る

途中の海老名SCでは予定より早く都心を通り抜けたので長めの休憩。

ぽつぽつと雨が降り出し

昼食は小田原港のすぐ側

堤防の先の小田原提灯?

それが見える小田原早川漁村の看板の店

思い思いに海鮮丼など楽しみ箱根鉄道の駅へ

登山電車に乗り湯本駅で乗り換え、強羅を目指す

途中の紫陽花奇麗でこれ目当ての乗客も多い

スイッチバック何度もくり返し奥羽線の峠駅思い出す。

やがて強羅駅、彫刻の森の美術館はすぐ隣り予定時間どおり入場

バルザックロダン作の前で記念写真

それから見学開始。

入場してすぐ目につくのがこれで人とペガサス

ピカソ館へ向かう道筋の4巨人像

ふり返ると先ほどのペガサスも遠く見える 手前は日時計

さらに鳥居のイメージだが

天への道マイスカイホールとか。左手おりるとシャボン玉の城方面。

そこへ行く途中に見える浮かぶ彫刻が吊り橋から見える

昨年仙台美術館庭で見かけた若い人

樹間に光太郎の十和田の裸像が見える

やがてピカソ館この日は時間あるので

二階までじっくり拝見。若き頃のレプリカは素直な美人。

陶器も可愛い物があり同じピカソかと疑う程。一つの発見でもある。人は変わる。

カフェのある建物前のこれは何?

カフェを出るとニコニコしてこちらを見ている人々

なんだろうと近寄ると会員の皆さん

なんと足湯して

黄色いさくらんぼ歌っている。浮かぶのはオレンジや蜜柑など。

まさか美術館で足湯とは意表突かれる。足取り軽く

歩き始めると

圧巻のミス・ブラックパワー

圧倒的迫力で迫り一目で忘れない。10年前の記憶も残る。

持っている鞄がなんとも日常的で女性の活力を感じる。

音の世界これは猪熊弦一郎作

球体をもった球体とか、広くかつ規模が大きく

全作品じっくり見ていては一日がかりになる。又ゆっくり来たいとは皆さんの声。

この日次の予定変更して「星の王子様ミュージアム」へ向かう

庭園の薔薇が奇麗、夜はライトが光るようだ。

ヨーロッパの街並み思わせる造り

サン・テグジュベリ愛用の飛行機

星の王子様のスライドショウもあり、従軍時代の様子も紹介され

賢治ワールドとはひと味違う星の世界が楽しめる

懐かしのCW(無線通信)の音も聞こえた。

「星の王子様」は世界で最も売れたベストセラー6位で8000万部とか

自分のお土産少し求め今夜の宿へ向かう。

ホテルマロウド箱根

マロウドは日本語でまれ人とも言われ客、又はまれに来る人

遠くから来る人とか。

夜はフランス料理、そのメニュー

前菜にスープ、白魚のオーブン焼き、メインはアンガス牛のステーキ

それとデザートなど。ちなみにアンガスとはスコットランド。

お湯は大涌谷からの引き湯で掛け流し

少し灰色がかった濁り湯。露天にゆったり浸かり疲れを癒やす。

この日の万歩計は6000歩だった。

翌日の22日の一箇所目はポーラ美術館

ちょうど智恵子が好きだったセザンヌ展をやっている

入口前で一枚

飾られているのは名画ばかりで、画家はセザンヌ、ルノワール、カミュー

モネー、ゴッホ、ピカソ、シャガール名と日本画では

これ又黒田清輝、岸田劉生、梅原龍三郎の絵画など蒼々たるメンバーで

驚いた。セザンヌに捧げるオマージュサラ・オレイと越中正人氏との

ピクセルの視点も初めてでユニーク。
プロジェクションマッピング風)

モネのボートを漕ぐ睡蓮の池では音を感じてみる装置。

その前のスライドでもセザンヌの絵を描くときの視点の紹介など

今までとはひと味違う展示もあり、大いに参考になった。

つまり絵画は絵の中の視点や、絵の持つ雰囲気から音まで想像して

拝見することなど、俳句作りに似ている事など共通点も発見。

見学にたっぷり時間使い疲れる程だった。

それから仙石原近くの銀の穂

で昼食の釜飯頂く。私には量が多い程だったけれど

汁を掛けるとお茶漬け風になりつい完食。

芦ノ湖の桃源台の海賊船乗り場、13時頃乗船して箱根町目指す。

晴れていると後ろに富士山が見えるはずだが

その後、十国峠からの富士山期待するも頂上はお隠れ

駐車場はご覧の通りこれも大涌谷の風評被害か

残り少ない黒い温泉卵、土産にと買い求めた。

ゴールデンウイークまでは大賑わいだったけれど

その後は閑古鳥の状態とは店の人、あの東日本大震災のこちらと全く同じ

状況でそっくりだった。

今回の最後の見所は熱海のMOA美術館。

建物前でも一枚(クリックで大きなサイズへ)

此処は浮世絵展をやっていたが尾形光琳の紅白梅図屏風

勿論国宝で浮世絵も国宝級や重文ばかり

師宣、広重、歌麿など有名人の浮世絵更に室町時代の山水図など

これは最上階の秀吉の金の茶室

同じフロアに4世紀イタリアのこれは壺

パキスタンで発見菩薩像は3世紀

五尊仏立像、中国北宋6世紀

創立者岡田茂吉は美術品の海外流失を防ぐためにこの熱海に作ったとか。

その数3500点以上以上で、これらは写真OKの場所、展示室が合計9室で

山頂までエレベーターが7基、その規模にも驚く

その山頂建物からは絶景熱海の市内、遠くに網代

姉が住んでいる、勿論初島の先に大島も見えた。

書きそびれそうになったが陶器は伊万里や鍋島焼きそれに

国宝、色絵藤花文茶壺など網羅されていた。

この二日間、不謹慎ながらいったいお金に換算は出来ないが

総額いくらになるか、素人ながら恐ろしくなる程だった。

それにしてもこんな日本人がいた事も嬉しくもなる。

ちなみにMOAは茂吉 mokiti 岡田 okada Association(協会)の頭文字。

そしてバスの人となり高速道ではこの会恒例の旅の感想など

それぞれ発言、座席順にHさんからで、今回も素晴らしい美術館巡り計画して有り難う

初めて参加のIさん、今回はモネの睡蓮の絵の中に

立つ位置の違いで光線を見つけることが出来た。好きな鮎釣りの光景も見られ良かった。

Kさん、紫陽花や薔薇が奇麗。室町時代の絵も見られ大満足。

Yさん、何時も乗車時間に遅れてスミマセンでした。私は東西の名だたる彫刻

絵画など見られて大満足。不謹慎だが値段にしたら総額いくらになるか想像も付かず

規模の大きさに驚いた。Uさんは、四つも美術館見たのは初めてだった

スムーズに見られて良かった。Tさん、紫陽花や薔薇が奇麗。富士山は見られず残念

忙しい中送り出してくれた家族に感謝。又来年も参加したい。

Iさん奥様、深緑の箱根は良かった。Hさん奥様、尾形光琳まで見られて良かった。

富士山は見られなかったけれど29歳の時登った事を思い出した。

Sさん、計画してくれた代表に感謝、Yさんにも感謝。全員へお菓子やおつまみくださり有り難う。

初めての箱根だった。初参加の人にもあえて良かった。

SKさん、連休までは箱根も大賑わいだったが今は店の人も淋しそうだった。

初めての人の参加は嬉しかった。代表からは美は見る物のこちら側にある等

それぞれ発言され

帰りの高速道、首都高も順調、渋滞もなく着時間も予定より早く到着し解散となった。

2015.06.23