228.智恵子抄出版70周年

智恵子のまち夢クラブの

今年最後の事業が11月20日、二本松市民交流センターで

開かれた。

19日夜は前夜祭として

モモの智恵子抄2011がコンサートホールで

〜やっとあなたに逢えた〜

のタイトルで開かれた

震災以降の気持ちを込めて新たな曲も歌い

前夜祭を盛り上げて頂いた

20日当日午前中は

夢クラブ会長の開会あいさつで始まり

すぐに講演会

タイトル「智恵子抄という詩集」

講師は福島大学、大妻女子大学名誉教授、木村幸夫先生

過去に発行された出版社別の

代表的な智恵子抄の詳細

それから発表された誌の時代背景含めた

誌の中身から愛の表現がどのようになされたか

具体的にどのような部分に書かれていたか等

時代順にお話があった

午後は一部と二部に分かれ

13時半よりシンポジウム

第一部は「智恵子と光太郎の美と愛」

コーディネーターは菅原美智子(ラジオ福島アナウンサー)

パネリストは

渡辺元蔵(現代詩研究者)、金田和枝(児童文学者)

小野浩(光太郎研究者)、木戸多美子(詩人)

斉藤真美(画家)、モンデンモモ(音楽家)

コメンテーター 木村幸夫、サポート 熊谷健一

討論の初めに各人毎の智恵子抄との関わり

出会った経緯など話され、そこから本題へ

各人の立場から見た光太郎と智恵子の素顔

それぞれの立場からみたお二人の様々な面に

コメントがあり大変興味深かった

大まかには智恵子と光太郎の目指したもの

お互いにひかれた経緯

無くなってから光太郎の中の智恵子の事

お互いを育てた環境など

第二部では「智恵子抄の意味と未来」

が話された。

第一部の感想から

これだけの人を引きつけて放さない「智恵子抄」

末永く愛されて行くこと実感

残念ながら私はここで退出したが、その後

「智恵子抄を語る」パーティと

モンデンモモさん初め会員有志は

秋の一日を「智恵子抄」有意義に過ごすことになった。

2011.11